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ブラジルW杯・日本戦の会場で火災「構造の安定性に問題」

[ 2014年2月17日 05:30 ]

 サッカーのW杯ブラジル大会の会場となるマトグロソ州クイアバで建設中の競技場について、ロイター通信は15日、火災が昨年10月に発生し、構造の安定性に問題が生じた可能性があると報じた。

 同競技場では6月24日、1次リーグC組最終戦の日本―コロンビアが予定されている。国際サッカー連盟(FIFA)は指摘を受け、競技場を詳しく調査する方針。

 共同電によると、クイアバ競技場は建設が大幅に遅れ、現在も未完成。火災は約1万人を収容する観客席の地下部分で発生。ロイターが伝えた同州検察当局の報告書は、火災で「建造物の安定性を損なう恐れのある構造的被害」が発生したと指摘した。

 報告書に添付された現場写真によると、コンクリート製の柱にひびが入り、天井部分が崩れているという。報告書は昨年12月時点のもので、現在までに補修措置が取られたかどうかは不明。

 建設を監督する州政府当局者は、火災は小規模で、競技場に「構造上の問題」は生じなかったと説明している。ブラジルW杯では、完成が遅れている競技場や関連インフラが多くある。

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2014年2月17日のニュース