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DF舞行龍 ボランチ起用合格!開幕スタメンへ“二刀流”に意欲

[ 2014年2月16日 05:30 ]

<新潟―讃岐>ボランチとして先発フル出場した新潟のDF舞行龍

 新潟のDF舞行龍ジェームズ(25)が、ボランチデビューした。高知キャンプ最終日の15日、高知市春野総合運動公園陸上競技場で練習試合を2試合行った。主力組が出場したJ2讃岐戦で、舞行龍はボランチで先発フル出場。攻守で持ち味を発揮した。試合は1―1で引き分けたが、勝敗以上の手応えをつかんだ。

 センターバック(CB)が本職の舞行龍が、ボランチとしてピッチを縦横無尽に動いた。レオ・シルバとコンビを組み、CBで鍛えた守備力で讃岐の攻撃を封じる。新潟では初めてのボランチだが、落ち着いたボールさばきで前線にボールを供給。積極的に前線に絡んで攻撃参加もする積極性も光った。

 ボランチで90分フル出場した舞行龍は「疲れたけど楽しかった」と笑顔を見せ「慣れていけば大丈夫だと思う」と手応えを感じ取った。柳下監督も「まあまあ良かった」と司令塔としての舞行龍に及第点を与えていた。

 J2長崎時代にボランチの経験があるが、高知キャンプ中の10日の練習中に今季初めてボランチに入った。14日のフォーメーション練習と合わせて、2回しか練習を積んでいない。指揮官は「ボールを奪ったり、はじき返すこと、落ち着いてボールをさばける」と起用理由を明かし、この日も「テンポ良くやってくれた」と攻守にアクセントをつける舞行龍らしい動きを評価した。

 舞行龍自身も「(ボールを)横に振ることを意識していた。もうちょっと縦のボールも入れられたら良かったかも」と振り返り「あとは2、3回奪われた場面もあったので、そういうところをなくしていきたい」と前向きに課題を挙げた。

 3月1日のJリーグ開幕戦(アウェー仙台戦)まで、ちょうど2週間。「出場できるならポジションにはこだわらない」と話す。「もっと周りとコミュニケーションを図って、チームとして完成度を高めたい」。開幕スタメンを目指し、18日からの清水キャンプでもCB、ボランチと二つのポジションで存在感を高めていく。

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2014年2月16日のニュース