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衝撃デビュー!!フォルラン いきなり魅せた豪快35メートル弾

[ 2014年2月16日 05:30 ]

J2岡山との練習試合で先制のロングシュートを決めるC大阪のFWフォルラン

練習試合 C大阪3―0岡山

(2月15日 宮崎市・国際海洋エントランスプラザ)
 衝撃のデビュー弾だ。宮崎キャンプ中のC大阪は15日、J2岡山と練習試合を行い、主力組で臨んだ1試合目を3-0で勝利した。C大阪での初実戦となったウルグアイ代表FWディエゴ・フォルラン(34)は、2トップの一角で先発。0-0の前半30分に約35メートルのロングシュートを突き刺す“来日1号”を決めた。FKのキッカーをつとめるなど、合流から3日目で早くも開幕スタメンが濃厚となった。
【J1日程】

 W杯MVPの実力を一発で証明した。0-0で迎えた前半30分、DF丸橋のフィードに反応したフォルランが左サイドを抜け出す。ゴールまでの距離は約35メートル。誰もがキープすると思った次の瞬間、ワンバウンドしたボールを左足ダイレクトで強烈にインパクトした。ドライブのかかったシュートは美しい放物線を描き、GKの頭上を超えて逆サイドのネットへと突き刺さった。

 「GKが出てきていたからね。右足でも左足でも、常に遠目からのシュートは得意にしてきた。チームの中での初ゴール(先制点)を決められて嬉しいね」

 衝撃を与えた名刺代わりの“来日初ゴール”。2トップを組んだ日本代表FW柿谷は「ああいうのが世界。こんだけ注目されてる中で、あれをやるから凄い」と驚きを隠さない。さらに先発で送り出したポポヴィッチ監督も「誰も予想しないプレーができるのがトップレベル。違いを作れる選手だ」と絶賛した。

 12日に来日し、13日の初合流からまだ3日目。本調子からは程遠いものの、存在感は別格だ。前半35分には柿谷へのパスでPKを誘発。さらに後半6分のFKでは、ゴールまで約25メートルの位置から右足で強烈な無回転弾を繰り出し、早くもセットプレーのキッカーとして不動の地位を確立し始めた。

 初実戦とあって後半19分で途中交代したものの、圧倒的なパフォーマンスで開幕スタメンは濃厚となった。「チームメートのことも分かるし、いい練習試合だった。慎重にやりながらコンディションを上げていきたいね」。今季公式戦初戦となるのが、25日のアジアチャンピオンズリーグ浦項戦。正真正銘のスーパースターに、早くも大暴れの予感が漂ってきた。

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