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“W杯危機”内田が緊急帰国、右足腱損傷なら手術も…

[ 2014年2月15日 05:30 ]

ハノーバー戦で負傷交代したシャルケの日本代表DF内田(中央)

 9日のハノーバー戦で右太腿を肉離れしたシャルケの日本代表DF内田篤人(25)が14日、成田空港着の航空機で緊急帰国した。一両日中にも国内で精密検査を受ける予定。

 普段は気丈な内田も、この日は黒ずくめのスタイルで無言。右足を引きずることなく普通に歩いてはいたが、クラブ関係者は「患部には腱損傷の可能性もあり、手術の必要性も否めない」と説明。最悪の場合は今季復帰が絶望で、6月のW杯出場も消滅の可能性がある。

 日本サッカー協会の原博実専務理事は「代表期間中ではないのでこちら(協会)からどうとは言えない。まずは帰国してチェックすると聞いてます。専門家、本人の希望もあって帰って来る。ひどくないことを祈ってます」と説明。欧州視察中のザッケローニ監督も状況は把握済みという。

 内田は12年11月の欧州CLアーセナル戦で右太腿を肉離れ。その後も同じケガを繰り返し、ハノーバー戦後は「ケガは友達みたいなもの。すぐに肉離れと分かった。(復帰までに時間が)かかりますよ」と話した。骨と筋肉をつなぐ腱に損傷が発覚すれば長期離脱は免れない。ザックジャパンがW杯で不動の右SBを欠く可能性が出てきた。

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2014年2月15日のニュース