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新潟DF舞行龍 6年ぶりキャンプに意欲「フルボディーつくる」

[ 2014年1月23日 05:30 ]

新潟での練習を終え、24日からの1次キャンプに向けて意欲を見せるDF舞行龍

 新潟は22日、聖籠町のクラブハウスでウエートトレーニングなどを行い、24日からの1次キャンプ(静岡・沼津)前の地元での練習を打ち上げた。昨年8月に期限付き移籍先のJ2長崎から復帰したDF舞行龍ジェームズ(25)にとっては6年ぶりのアルビキャンプ。「楽しみ」と意欲的に取り組む姿勢を見せ、フルに試合で活躍できる体づくりをテーマに体をいじめ抜く覚悟をみなぎらせた。

 18日に練習を開始してから5日目となった22日。1次キャンプ前最後の練習を終えた舞行龍は全身の筋肉痛に顔をゆがめながらも「筋肉痛もだいぶよくなってきた。久しぶりのアルビのキャンプが楽しみ」と24日からの1次キャンプに向けてやる気をみなぎらせた。

 昨年8月にJ2長崎から復帰し、センターバック(CB)としてスタメンの座をつかんだ。今季のキャンプは入団した08年以来、実に6年ぶりとなるが「しっかりした施設でキャンプできるし、サッカーに集中できる場所でやれるのが一番いい。きついのは聞いているから大丈夫」。昨年行った45分間のペース走や10種目ものサーキットトレーニングなどボールを使わない過酷なフィジカルトレーニングなどにも真っ向勝負で挑む構えだ。

 オフも故郷のニュージーランドに“里帰り”し、昨年12月に亡くなった祖父の墓参りや親戚が約100人も集まって舞行龍の日本での活躍を喜んでくれるなど、リラックスした時間を過ごしリフレッシュ。おいしい肉などを食べ過ぎたせいか「体重がベストよりもちょっと重い」と始動してからエアロバイクなどをこぎベスト体重の81キロにあと1キロの82キロまで絞り込んだ。「あとちょっとなのでキャンプまでにはベストな状態になる」とベストコンディションで臨む構えだ。

 フィジカルトレーニングは「苦手」というが、今季のCB陣は同期入団のDF大野和成が湘南から復帰、さらにU―22韓国代表のDF宋株熏(ソンジュフン)が加入し定位置争いはし烈になるだけに弱音は吐けない。キャンプでは「フルに90分戦えるような体をつくっていきたい。やるしかない」と自身のテーマを掲げた。

 3月1日のリーグ開幕戦は仙台と対戦する。仙台に今季新加入したMFマグリンチィはニュージーランド代表で一緒にプレーした友人だ。「久しぶりに会えるし、対戦するのが楽しみ」。開幕のピッチに立つためにもキャンプでしっかりと存在をアピールしなければならない。

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2014年1月23日のニュース