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地元紙も大絶賛「シードルフと本田、なんてお祭りなんだ!」

[ 2014年1月17日 05:30 ]

先制ゴールを決めたロビーニョ(中央)を祝福するACミランの本田(左)

イタリア杯5回戦 ACミラン3―1スペツィア

(1月15日)
 衝撃デビューを飾った12日のセリエA・サッスオーロ戦に続き、地元メディアは本田を絶賛した。中でもガゼッタ・デロ・スポルト紙は1ページを割いて本田のプレーを分析。「本田は低迷するチームにサッカーはこうすべきだというレッスンをした」とこれ以上ない評価を与えた。

 特に評価が高かった点が1タッチ、2タッチで攻撃にリズムを与えたシンプルなプレー。同紙は「シンプルで具体性があり、効果的」と見出しを付け「ほとんどの攻撃シーンに絡んだ」と指摘。「バイタルエリアでポジションを変えながら相手に的を絞らせなかった。ロビーニョとパッツィーニと息の合ったプレーを見せた」と解説した。

 さらに同紙は本田がボールを持った際、常に顔を上げてプレーしている点に着目。「彼に最初の5メートルのギアチェンジを求めるのは酷」と爆発的スピードに欠けるとしながらも「常に顔を上げてプレーすることが習慣付いており、インテリジェンスなプレーを選択できる」と視野の広さに加え、プレーの選択の早さがあると指摘。「最大の武器はシンプルなプレーを選択できること。決して簡単ではない。それはゴールへ向かうチャンスがある最も近くにいるチームメートにパスを出すことを意味する」と続けた。

 コリエレ・デロ・スポルト紙も試合当日にミラノ入りしたシードルフ新監督と初得点の本田を並べ「シードルフと本田、なんてお祭りなんだ!」の見出しで本田の活躍を1面で報道。チーム最高点となる7点を与えた。ここ数日はミラン黄金期を支えたOBで、元オランダ代表MFのシードルフ監督の就任決定に話題をさらわれていた本田だが、衝撃の初先発で再び主役を奪い返した。

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2014年1月17日のニュース