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“仕事人”平田がエース小屋松封じた!星稜は4戦連続無失点

[ 2014年1月12日 05:30 ]

<星稜・京都橘>後半、京都橘・小屋松(右)と競り合う星稜・平田

全国高校サッカー選手権準決勝 星稜4―0京都橘

(1月11日 国立)
 星稜(石川)は初戦から4試合連続完封で決勝進出を決めた。立役者は“エースキラー”MF平田だ。相手エース小屋松を密着マークし、90分間決定的な仕事をさせず「やることはやった」と胸を張った。

 自己犠牲の精神が勝利を導いた。前半44分に警告を受け、決勝は累積警告で出場停止。「イエローをもらうだろうなと思っていたけど全力でやると決めていた。決勝に出られないとかは考えなかった」。チームが攻撃中も背番号10を影のように追い続けるなど役割を完遂した“仕事人”は「決勝はチームメートに託します」と悲願の初Vへ後方支援を約束した。

 守備の要のCB寺田も「ディフェンスラインで毎日ミーティングをした結果」と納得の表情。北陸決戦に向け「決勝をゼロで抑えてこそ本物」と力を込めた。自慢の守備力で、99年の市船橋以来となる無失点優勝を狙う。

 ≪14年ぶりの快挙なるか≫星稜が今大会4試合を無失点(9得点)に抑えて決勝進出。選手権での無失点優勝は過去6チーム。首都圏開催となった第55回(76年度)以降では第56回の帝京(10得点)、第65回の東海大一(14得点)、第78回の市船橋(15得点)の3チームだけ。最近では第84回の鹿児島実が14得点無失点で決勝進出も野洲に1―2で敗れた例がある。星稜が達成すれば14年ぶり、戦後では4チーム目の快挙。

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2014年1月12日のニュース