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柏 湘南から韓国栄を獲得…湘南サポーターには異例の長文メッセージ

[ 2014年1月8日 16:07 ]

 J1柏は8日、J2に降格した湘南から韓国代表MF韓国栄(ハン・グギョン=23)を完全移籍で獲得したと発表した。

 韓国栄は2010年に当時J1だった湘南入り。反町監督(現J2松本監督)指導のもとで頭角を現し、チョウ・キジェ監督のもとでさらに成長。怪我のため最新の韓国代表メンバーからは外れているが、ボール奪取能力が高く、今年6月開幕のワールドカップ(W杯)ブラジル大会メンバー入りが期待されているボランチで、日本語も堪能。通算記録はJ1が49試合0得点、J2が57試合0得点となっている。

 韓国栄は柏を通じ、「湘南ベルマーレから加入することになりましたハン・グギョンです。今回の移籍はとても難しい決断でした。それだけに柏での選手生活を後悔のないものにしたい気持ちがとても強いです。自分はまだまだ未熟な選手ではありますがチームが少しでも良い成績を収められるようチームの力になりたいと思います。柏レイソルの為に自分の身を犠牲にして頑張る覚悟です。応援よろしくお願いします」とコメント。

 J2降格が決定した瞬間、誰よりも号泣したほど愛着を持っていた湘南を通じては、「正直、今はどんな言葉を言っていいか分からないですが、あまりにも情が入ってしまったチームを離れるということに対し痛切に感じています。最高のコーチングスタッフと選手たち、メディカルスタッフ、またサポーターの皆さんと共に戦えたことは本当に光栄なことであり、幸せな時間でした。まだ無名だった自分をベルマーレに招いてもらい、4年間成長させてくれたこと、またいつも応援してくれた全ての人に、何度お礼を言っても足りないくらいの感謝の気持ちでいっぱいです。そして、あまりよくない成績を残してチームを去るということを本当に申し訳なく思っています。今回、チームを離れることになったのですが、永遠にベルマーレというチームを胸の中に刻んで忘れることはないでしょう。また会える日を楽しみにして、“Goodbye”ではなく“so long”という言葉を使いたいと思います。チームに何ももたらすことのなかった自分ですが、有り余るほどの愛をくれたすべての人たちに、もう一度感謝の気持ちを伝えたいと思います。そして、これからも湘南ベルマーレに熱い声援を送り続けて下さい。ありがとうございました」と惜別の談話を発表している。

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2014年1月8日のニュース