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ザック監督 “サプライズ選出”の可能性明言 W杯候補リストには63人

[ 2014年1月1日 07:27 ]

W杯ポスターを前にポーズを決めるザッケローニ監督

 いよいよW杯イヤーの幕開けだ。日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(60)の口からは新年早々、注目発言が飛び出した。5月上旬に予定されるW杯メンバー23選手発表で「サプライズ選出」の可能性を明言した。

 今年も運命の日にドラマは繰り返される。W杯メンバー発表まで5カ月。ザッケローニ監督は独自の視点で見極めたW杯候補「63人リスト」の存在を明かした上で、まだ一度も代表に呼んだことのない選手が選出される可能性を明言した。

 「サプライズ、それは選手次第。63人の名は明かせないが、これまで代表に入っていなかった選手が入ることも十分あり得る。それにはポジションも大きく関係します。慣れやチームの約束事からいじれないポジションもありますから」。

 指揮官が思い描くのは90年大会で直前に緊急招集され、W杯得点王に輝いた元イタリア代表スキラッチだ。サプライズ候補には昨季J1得点王の大久保(川崎F)、同MVPの中村(横浜)らが挙がるとみられるが、指揮官も「(大久保、中村は)恐らく入っているでしょう。その時、トップフォームの選手を招集することにはいいイメージがある。まあ、女子は無理ですけど」と語った。

 就任4年目。その間には当然、チームとして好不調の波も、批判される時期もあったが「あっという間だった」と笑う。チームが指揮官の理想とする集団に変わっていく上でのターニングポイントに11年8月の韓国戦(3―0)を挙げた。

 「札幌での韓国戦で最初のサインがあった。3―0となった後半は(戦い方を)緩めた。そこで怒ったことを覚えている。現在はチームが常に集中している。特に11月のシリーズ(オランダ、ベルギー戦)ではチームワークが徹底されていた」

 W杯では、過酷な移動や暑熱対策も大切になる。だが最も重要なのはいかに戦う23選手をそろえるか。5月上旬の発表ではどんなドラマが待っているか。いよいよ集大成の一年が幕を開けた。

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2014年1月1日のニュース