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弟は横浜監督、四中工の樋口監督“兄弟の悲願”へ好発進!

[ 2014年1月1日 05:30 ]

<四日市中央工・矢板中央>前半5分、ゴールを決めた四日市中央工・中田(中央)はイレブンと歓喜する

全国高校サッカー選手権1回戦 四日市中央工3-2矢板中央

(12月31日 ニッパ球)
 四日市中央工(三重)は就任18年目の樋口志郎監督がシルバーコレクター返上への一歩を踏み出した。前半5分に中田のクロスが直接ネットを揺らす幸運なゴールで先制すると、同7、25分にも追加点。その後はパワープレーを仕掛けてきた矢板中央に1点差まで詰め寄られたが、2年ぶりに初戦を突破した。

 前々回大会は決勝で市船橋に敗れ、選手として出場した77年度大会も決勝で帝京に敗れている。弟の靖洋氏はJ1横浜の監督だが、今季リーグ戦は2位に終わり兄弟そろって優勝に縁がない。靖洋監督は1日に天皇杯決勝を控えるが兄の采配を見るために前半を視察した。樋口監督は「試合前に弟と話をした。樋口兄弟は2番だと言われないようにお互い頑張ろう。2番じゃなくて1番になろう、と」。弟の元日決戦を前に、まずは兄が白星発進で弾みをつけた。

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2014年1月1日のニュース