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広島2冠王手!2戦連続PK戦制して6年ぶり決勝進出

[ 2013年12月29日 17:50 ]

<天皇杯準決勝 FC東京・広島>PK戦の末にFC東京を破り、喜ぶ広島イレブン((左からGK西川、水本、千葉、塩谷、青山)

第93回天皇杯全日本サッカー選手権準決勝 広島0―0(PK5―4)FC東京

(12月29日 国立)
 第93回天皇杯全日本サッカー選手権は29日、東京・国立競技場で準決勝を行い、J1リーグ戦連覇を果たした広島が延長を終えて0―0からのPK戦を5―4で制して前々回大会優勝のFC東京を振り切り、第87回大会以来6大会ぶりとなる決勝進出を決めた。広島はリーグとの2冠を目指し、来年1月1日の決勝(国立)で横浜と対戦する。

 両チームとも守備が固く、前後半90分でともに10本を超えるシュートを放ったが得点を奪えず。FC東京は後半18分、FW渡辺が左足でシュートを放ったがGK西川が顔面でセーブ。広島は後半38分、FC東京のバックパスをFW佐藤がカットし、こぼれ球に反応したMFミキッチがシュートを放ったが、GK塩田に阻まれた。

 試合は延長戦に突入し、後半開始直後にはFC東京がペナルティーエリア手前でパスをつなぎ、MF長谷川がシュートも広島DFがブロック。同14分にもMF石川が強烈なシュートでゴールを狙ったが西川の好セーブに阻まれ、試合はPK戦へともつれ込んだ。

 PK戦では、広島は3人ずつを終えて1―3と崖っ縁に追い込まれたが、そこから守護神・西川が3本のキックを止める活躍。自らも4人目のキッカーとして左足できっちり決め、準々決勝に続くPK戦を制してチームを決勝へと導いた。

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