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1860ミュンヘン 大迫獲り!1部復帰の“切り札”

[ 2013年12月28日 06:16 ]

1860ミュンヘンが獲得に動いている鹿島・大迫勇也

 ドイツ2部1860ミュンヘンが鹿島の日本代表FW大迫勇也(23)の獲得に乗り出していることが27日、明らかになった。既に水面下で獲得を打診し、正式オファーの準備を進めている。

 ミュンヘンはリーグ戦で現在19試合を終えて8位。18得点と深刻な得点力不足に陥っており、11季ぶりの1部復帰の切り札として、今季Jリーグで19得点を挙げたストライカーに白羽の矢を立てた。

 1860ミュンヘンは冬季中断期間前の前半戦19試合を終えて8位に沈むが、1部16位との入れ替え戦に回る3位カイザースラウテルンとの勝ち点差はわずか3。ここまで18得点の攻撃陣を再編できれば、11季ぶりの1部復帰の可能性は十分にある。フンケル監督は過去にブンデスリーガで高原、稲本、乾らを指導した経験があり、日本人FWの獲得を熱望。既に水面下で大迫側と接触して正式オファーを出す意思があることを伝えた。

 今冬の欧州移籍を視野に入れる大迫は20~23日にドイツに滞在し、21日のFSVフランクフルト―1860ミュンヘン戦を極秘視察。帰国後は連日、鹿嶋市内で自主トレを行い、臨戦態勢を整えている。去就について「慎重に考えるようにしている」とした上で「あっち(ドイツ)は始まるの早いから、年内には決めたい」と明かした。

 ▽TSV1860ミュンヘン 1860年に複数のスポーツ団体が統合して設立され、サッカー部門は1899年に創設。バイエルン・ミュンヘンと同じくアリアンツ・アレナ(収容人数7万1000人)を本拠とする。クラブカラーは青。65~66年シーズンにブンデスリーガ優勝、64~65年シーズンにUEFA杯準Vなどの実績を持つが、03~04年シーズンを最後に2部で活動。フリードヘルム・フンケル監督(60)が指揮。

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2013年12月28日のニュース