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鳥取 松波新監督就任へ!岡野GMと二人三脚でJ2復帰目指す

[ 2013年12月26日 05:30 ]

来季J3に所属する鳥取の新監督就任が決定的となった松波氏

 来季からJ3に所属する鳥取の新監督に、前G大阪監督の松波正信氏(39)の就任が25日、決定的となった。26日にも発表される。今季は古巣のアンバサダーや解説者などピッチ外の仕事を務めてきたものの現場の指揮官を熱望。元日本代表の岡野雅行新GM(41)とともに1年でのJ2復帰を目指す。

 ミスター・ガンバが挑戦の場に選んだのは来季から新設されるJ3の舞台だった。J2から陥落した鳥取は、引退する岡野氏が新GMに就任するなど新たなスタートに乗り出したところ。新監督としての打診を受けた松波氏も現場復帰を熱望しておりオファーを前向きに検討、山陰の地で新たなチャレンジに乗り出す覚悟を固めた。

 ガンバひと筋を貫いたストライカーは、引退後にユース監督などを経て昨年3月にトップの監督に就任した。しかし開幕でつまずいたチームを立て直すまでには至らずJ2降格後に退任。リーグ戦の監督通算は9勝11敗11分けだった。今季は古巣のアンバサダー(ガンバサダー)や解説の仕事をしながら、欧州やブラジルを視察するなど経験値を広げていた。

 J3では1位になれば無条件でJ2に復帰でき、2位でもJ2の21位との入れ替え戦を制すれば昇格は可能。鳥取は優位な立場にあるとみられるが、一方で今オフに主力が続々と流出。過酷な戦いとなることは間違いない。歴史が浅く資金にも乏しいクラブにとって、松波氏の経験や人脈は貴重。1年でのJ2復帰はその手腕に託された。

 ◆松波 正信(まつなみ・まさのぶ)1974年(昭49)11月21日生まれ。岐阜市出身。帝京高から93年にG大阪入り。05年に引退するまでリーグ戦280試合に出場し45得点。クラブひと筋の経歴とその人柄からミスター・ガンバと呼ばれた。G大阪ユースコーチ、監督を経て10年からトップのコーチに。12年4月から監督に就任し、今季はアンバサダーを務めた。

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2013年12月26日のニュース