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今年最も読まれたサッカー記事は…ザックJでも本田でもなく

[ 2013年12月26日 06:00 ]

<大宮・広島>後半、大宮・富山と激突した広島GK増田を心配する森保監督

 W杯ブラジル大会を翌年に控えた2013年。日本代表は6月4日に“世界最速”で5大会連続5度目の出場を決めたものの、同月下旬のコンフェデ杯(ブラジル)で1次リーグ3戦全敗と惨敗。ザッケローニ監督の“解任論”が出るほどだったが、11月にオランダ、ベルギーと強豪を相手に善戦。12月の抽選でW杯1次リーグはC組に入り、コロンビア、ギリシャ、コートジボワールと戦うことが決まった。Jリーグは最終節で広島が勝ち点2差を逆転し、連覇を達成。MVPには2位で涙をのんだ横浜の中村俊輔が13年ぶりに選ばれ、史上初となる2度目の受賞を果たした。海外組は本田圭佑のACミラン入り決定のニュースが12月に飛び込んできた。スポニチアネックスのアクセス数上位10傑から振り返る今年の「サッカー10大ニュース」――。

 最も多く読まれた記事は『一時は職業も答えられず…森保監督「生命に関わるかもしれないんだぞ」』(5月7日)だった。5月6日のJ1第10節。広島のGK増田が大宮戦(NACK)の後半39分、大宮FW富山と競り合い、ともに顔面から激突。増田は首の損傷も懸念されたため、ピッチに救急車が入る異例の事態となった。

 搬送の際、大宮サポーターが「増田コール」で激励。再戦となった7月31日の試合(Eスタ)で両選手がサポーターにあいさつして喝采を浴び、大宮と広島のサポーターにチェアマン特別賞が贈られた。
 
 “スポニチでしか読めない”元日本代表監督オシム氏の視点がサッカーファンから支持された。2位『オシム氏 日本代表に激辛評「好きにやらせすぎ」』(6月17日)は0―3で完敗したコンフェデ杯ブラジル戦を分析。3位『オシム氏 ザック監督解任論に異議「私なら代えない」』(6月24日)はコンフェデ杯の戦いぶりを振り返り、指揮官解任論に疑問符を付けた。8位『オシムの助言 元指揮官が見た豪州戦「あえて厳しく言っておく」』(6月6日)はW杯予選を突破した日本代表にエールを送ったもの。来年6月のW杯本番もオシム節に期待が集まる。

 6位『ラモス氏 “公開説教”の本田に理解「言ってることは間違ってない」』(6月6日)7位『本田“ミランの10番”選んだ理由 最初は4か7を希望していた』(12月24日)9位『本田 レベル差痛感「誰一人ブラジル代表に入れない」』(6月17日)と、その発言に重みのある本田絡みの記事も人気。名門ACミラン入りで、どのようなメッセージを発信するのか。W杯イヤーの来年、ますます注目を浴びそうだ。

 13年のサッカー記事アクセストップ10は以下の通り(12月25日現在)。

1位 一時は職業も答えられず…森保監督「生命に関わるかもしれないんだぞ」
2位 オシム氏 日本代表に激辛評「好きにやらせすぎ」
3位 オシム氏 ザック監督解任論に異議「私なら代えない」
4位 長谷部 滑った麻也をバッサリ「問題外」 本人は「つぶれ役も必要」
5位 なぜサイド…香川起用法にクロップ監督「涙が出る」
6位 ラモス氏 “公開説教”の本田に理解「言ってることは間違ってない」
7位 本田“ミランの10番”選んだ理由 最初は4か7を希望していた
8位 オシムの助言 元指揮官が見た豪州戦「あえて厳しく言っておく」
9位 本田 レベル差痛感「誰一人ブラジル代表に入れない」
10位 奥容疑者逮捕に関係者動揺「お酒好き 豪快な天才肌」最近は音沙汰なし

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