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広島 PK戦でなんとか…6年ぶり4強で2冠に一歩前進

[ 2013年12月22日 15:48 ]

天皇杯準々決勝 広島1―1(PK3―2)甲府

(12月22日 Eスタ)
 J1連覇を達成した広島は、同15位の甲府とホームで対戦し、PK戦3―2で勝利。6年ぶりの4強進出で2冠に一歩前進した。

 最終節で劇的な逆転連覇を達成した勢いのままに2冠を狙う広島。立ち上りからボールを支配し、ブロックを形成して守備を固める甲府の隙をうかがう。
 すると前半22分、FW佐藤がDF水本のパスに反応。背後からのボールを左足のヒールで浮かす見事なコントロールから右足で決めて先制。この試合1本目のシュートを得点につなげた。

 しかし、クラブ初の元日決勝を目指す甲府がロスタイムに同点に追いつく。DFチェ・ソングンが左サイドからクロス上げると、ゴール前の競り合いからDF千葉がオウンゴール。終了間際に1―1となり前半を折り返す。

 後半に入ると、良い流れを維持したい甲府が、前線からプレスをかける積極的な姿勢で逆転を狙う。対する広島も、J1最少失点の守備陣が得点を許さず1―1のまま延長戦に突入。

 その後も堅守を誇るチーム同士の対戦とあって試合はこう着。延長後半、広島はDF千葉に代えてFW浅野を投入。代名詞の3バックから4バックに変更し、攻撃の枚数を増やして攻勢をかけるも得点には至らず。勝敗の行方はPK戦へ。

 先攻の甲府は、2人目のMF福田、4人目のMF水野、5人目のMFマルキーニョス・パラナが失敗。後攻の広島は、4人目のMFミキッチが失敗するも3人が成功。3―2で勝利した。
 
 広島は、29日の準決勝でFC東京と対戦する。

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2013年12月22日のニュース