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ロナウジーニョ芸術FKも…モロッコ王者に涙の初戦敗退

[ 2013年12月20日 05:30 ]

クラブW杯準決勝のラジャ・カサブランカ戦でゴールを決めたアトレチコ・ミネイロのロナウジーニョ(手前)

FIFAクラブW杯・準決勝 アトレチコ・ミネイロ1―3ラジャ・カサブランカ

(12月18日)
 モロッコのマラケシュで18日に準決勝の残り1試合が行われ、開催国枠で初出場したラジャ・カサブランカが南米王者のアトレチコ・ミネイロ(ブラジル)に3―1で快勝した。開催国の決勝進出は大会が現行制度となった05年以降で初めて。21日(日本時間22日)の決勝で欧州王者のバイエルンM(ドイツ)と対戦する。5位決定戦ではモンテレイ(メキシコ)がアルアハリ(エジプト)に5―1で大勝した。

 FWロナウジーニョやFWジョーら新旧ブラジル代表を多数擁するAミネイロがまさかの初戦敗退となった。南米王者が決勝進出を逃すのは10年大会のインテルナシオナル(ブラジル)以来2度目の屈辱となり、クカ監督は「常に強いチームが勝つとは限らない。ミスが多過ぎた」と嘆いた。

 唯一の見せ場はロナウジーニョの芸術的FK弾。1点を追う後半18分、左45度から右足で巻いたシュートは右ポストに当たってゴールネットを揺らした。9月に左足内転筋を断裂して全治3カ月。懸命の治療で間に合わせたが、後半は歩く場面が増えるなど状態が万全でないのは明らかだった。バルセロナで準優勝に終わった06年大会以来の出場で「前に獲れなかった重要なタイトルを獲ってブラジルに帰りたい」と意気込んでいたが、クラブ世界一にはまたも手が届かなかった。

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2013年12月20日のニュース