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日本第3戦のクイアバも建設遅れ…FIFA5月ずれ込み容認?

[ 2013年12月9日 16:08 ]

 来年6月に開幕するサッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会の競技場建設が当初の期限より大幅に遅れている問題で、国際サッカー連盟(FIFA)が地元自治体に対し、水面下で「5月が最終期限」と通達していたことが8日、分かった。

 日本が1次リーグ第3戦でコロンビアと対戦する中西部クイアバを管轄するマトグロソ州のバルボザ知事が共同通信に明らかにした。

 11月末の建設現場での事故の影響で完成が来年4月中旬にずれ込むサンパウロを除く未完成の5会場について、FIFAは3月に施設や運営を試す試合を行う方針を示していた。FIFAが工期の遅れを容認したことで、クイアバでの試合は日本戦を含め、ピッチ状態や観客席の安全管理に不安が残る状況で行われる可能性が出てきた。

 クイアバではこれまで大規模な競技場建設の実績がなく、同知事は「観客席や各種装置を取り寄せる必要がある」と問題を指摘した。また「3月に完成すれば十分に早い。雨が続けば(さらに)遅れる」とも語った。(共同)

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2013年12月9日のニュース