寿人 奇跡のJ優勝を語る W杯代表入り“ラストチャンス”来季もゴール重ねる

[ 2013年12月8日 09:00 ]

広島の優勝が決まり大喜びする森崎和(左)と佐藤

寿人 J1連覇に歓喜

 優勝は正直、信じられない。たくさんのサポーターと一緒に勝ち取りたいという思いが後押ししてくれた。皆さんには感謝しかないし、「ありがとう」と「おめでとう」と伝えたいです。

 8月は1勝2分け3敗と苦しかった。ストライカーとしてストレスがたまることもあった。ラフなファウルを受けたり、反則をレフェリーが見逃したり。それを解消するには、ゴールしかなかった。ラフプレーを受けても絶対にやり返すことはない。主将を務めて6年になるけど、日本代表でツネさん(宮本恒靖氏)というキャプテンのかがみのような存在を見てきたから冷静でいられるんだと思う。フェアであることも心がけていたし、今季も警告を受けずに終われた。

 原点は06年、プロで1回だけ経験した出場停止。残留争いの渦中、敵地でC大阪に敗れた一戦を自宅でテレビ観戦するしかなかったことが、悔しくて申し訳なかった。二度とチームに迷惑はかけたくない。その思いは今もずっとある。

 自分は体に恵まれてはいないけど、点を取れる可能性は無限にあると思っている。時間があればタブレット端末で自分の得点や海外サッカーのゴール集を見る。そういったイメージが先例としてどれだけ頭の中に入っているかが大事。家でも試合とかハイライト映像を見て勉強している。サッカー選手は自分の仕事。その道を極めるために勉強するのは、どんな職業も一緒だと思うから。

 来年はW杯もある。年齢を考えると現実的にはラストチャンス。小4の息子が学校で友達から「背が低いから代表に選ばれないんでしょ」と言われた。言われてかわいそうだなっていう思いはある。日の丸をつけることは家族も願っていること。良い若手FWが出てきて喜ばしくもあるけど、負けてはいられない。

 来シーズン、「こんなに取ったの?」っていうくらい決めれば滑り込めるかもしれない。可能性は0ではない。そのためにできるのはサポーターのためにゴールを重ねること。大好きな広島を、もっともっと強いチームにするためにも止まっていられない。3連覇に挑戦できるのは僕らだけ。ハードルは高いけど、そこを目指して頑張っていきます。(広島FW)

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2013年12月8日のニュース