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世界最高のアタッカー コロンビアのファルカオはC組歓迎

[ 2013年12月8日 05:30 ]

コロンビアのエース、ファルカオ

14年W杯ブラジル大会1次L組み合わせ決定

 強豪ぞろいの南米予選を2位通過したコロンビアは“隠れV候補”の呼び声が高い。元アルゼンチン代表監督の名将ペケルマン監督は「レベルが拮抗(きっこう)したグループでコロンビアにとっては良かった」と話す。3年前、新監督招へいに動いていた日本協会がザッケローニ監督とともに水面下で交渉を続けていたのが同監督で因縁の対決となった。

 攻撃の中心は絶対的エースのファルカオだ。昨季Aマドリードでメッシ、C・ロナウドに次ぐリーグ3位の28ゴールと活躍。今夏6000万ユーロ(当時レートで約84億円)の移籍金でモナコに移籍した。ボールがトップ下の選手に入れば一気に攻撃のスイッチが入り、最後はファルカオがパスを受けゴールを狙う。エリア内では世界最高のアタッカーと評されるファルカオはC組を歓迎。「コロンビアの特長がうまく生かされるいいグループだと思う。日本は組織で戦う強さを持っている」と話した。

 W杯出場は98年フランス大会以来実に16年ぶり。94年米国大会では、ダークホースと警戒される存在だったが、1次リーグ敗退。1―2で敗れた米国戦でオウンゴールを喫したDFエスコバルが帰国後、射殺されるという“悲劇”も起きた。久しぶりの大舞台となるW杯では新生コロンビアの躍進が期待されている。

 元代表主将で金髪アフロで有名な同国の英雄MFバルデラマ氏(03年引退)は「日本が相手でうれしい。強いが怖がる必要はない」と話した。またコロンビアの地元エルネスト・ブストス・マラトン誌では「日本はベルギーに勝ち、オランダにドロー。調子はいい。C組はコロンビアと日本が1次リーグを突破する」と予想した。

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2013年12月8日のニュース