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今季で引退の山田暢、5失点大敗も最後まで浦和愛

[ 2013年12月8日 05:30 ]

<浦和・C大阪>試合後のセレモニーで浦和・山田暢は、サポーターに手を振る

J1最終節 浦和2―5C大阪

(12月7日 埼玉)
 浦和にとって尻すぼみの今季を象徴する浦和の敗戦だった。前半24分に原口が幸先よく先制点を挙げたが、前半のうちに逆転を許すと後半も柿谷に2点を奪われるなど今季ワーストの5失点。来季のACL出場権を逃したばかりか4位から6位にまで転落して終戦となった。

 来季の続投が決まっているペトロヴィッチ監督は「来年は何かしらのタイトルを獲らないといけない」と危機感を漂わせた。今季、加入した興梠も「去年より順位が下がっている。この移籍がチームとして成功だったのか深く考えさせられる」と優勝に導けなかった責任を感じ、肩を落とした。

 試合後のセレモニーでは今季限りで退団する山田暢があいさつ。「皆さんとたくさんの歴史を刻めたことが私の誇り。このユニホームを着られないと思うと、本当に寂しい。今後のことは迷っているけど、ただ言えることは浦和が大好きです」と声を詰まらせながら話した。最後は背番号と同じ6度の胴上げに「照れくさいっすね」と笑ったが20年間在籍した功労者へ最高のプレゼントである勝利を贈ることはできなかった。

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