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俊輔号泣…横浜 最後に今季初連敗 樋口監督「悔しさを天皇杯に」

[ 2013年12月7日 18:38 ]

川崎Fに敗れ、ぼうぜんとする横浜の中村(手前)とGK榎本

J1最終節 横浜0―1川崎F

(12月7日 等々力)
 横浜はラスト2節で今季リーグ戦初の連敗を喫し、9年ぶりのリーグ優勝を逃した。試合終了の瞬間、エースMF中村はピッチに突っ伏し、FWマルキーニョスはぼう然。MF斎藤はグラウンドに倒れ込んで天を仰いだ。

 前節も今節も、勝てば無条件で優勝が決まるはずだった。しかしホーム6万人超の前で完敗した前節に続き、この日も1点が遠かった。樋口監督は「(前節から)頭を切り替えていい準備はできたと思っている」と話したが、前半は動きが硬く0―0で折り返し。後半にビハインドを背負ってからは攻勢に転じたが、30分のゴール正面の中村のFKは相手GKがキャッチ。7分後にはマルキーニョスが裏に抜け出して左足でシュートを放つもサイドネットに阻まれ、ロスタイムには意地の猛攻を見せたが、最後までゴールネットを揺らすことはできなかった。

 自身初のリーグ制覇を逃した中村は試合後、号泣。スタッフに支えられて引き揚げた。樋口監督は「34試合、ここまでタイトルを目指して努力してきた。その過程は失われるものじゃない。積み上げたものはしっかり残っている」と選手たちに話したと明かし、「我々にはまだ天皇杯が残っている」と今季最後のタイトルへと目を向けた。「この悔しさをぶつけたい。人生とはそういうもの。次がやってくる。それに向かってどう準備できるか」と自らに言い聞かせるように話した指揮官。最後は「次に向けて、顔を挙げて頑張ります」と結び、22日の天皇杯準々決勝へと気持ちを切り替えていた。

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