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広島 石原2発で逆転V2 アウェーで鹿島完封!

[ 2013年12月7日 17:29 ]

鹿島―広島 前半、先制ゴールを決める広島・石原(9)

J1最終節 広島2―0鹿島

(12月7日 カシマ)
 首位・横浜と勝ち点2差の2位・広島は、アウェーで同3差の3位・鹿島と対戦し、2―0で勝利。前節首位の横浜が敗れたため連覇が決定した。

 逆転優勝の可能性を残す両者の一戦。広島は、勝利した上に横浜の引き分け以下が条件。鹿島は、横浜との得失点差で9下回る厳しい状況。

 それでも、互いに絶対条件の勝利を目指して立ち上りから攻守に切り替えの早い緊張感のある攻防を繰り広げる。

 ホームの鹿島は12分、野沢の浮き球のパスにFW大迫が頭で合わせるも、GKにキャッチされ先制ならず。
 すると35分、アウェーの広島が先制。敵陣中央でボールを受けたMF高萩が相手DFを切り裂くスルーパスを出すと、FW石原が反応。DFラインを抜け出し、エリア内で冷静に決めた。

 ビハインドを背負った鹿島は、43分にDF西がFW佐藤寿にエリア内で倒されPKをアピールするも、審判の笛は吹かれず。ロスタイムには、大迫がこの日2枚目のイエローを受け退場。10人での戦いを強いられるとともに、19得点を挙げるエースを失って前半を折り返す。

 苦しい状況に追い込まれた鹿島は、後半12分にMF中村に代えてFWダヴィを投入。23分にはMF土居に代えてMF本山を投入し、1人少ないながらも攻撃的なカードを切って同点を目指す。
 
 それでもリーグ最少失点の相手守備陣を崩すことが出来ず。35分には広島に追加点。MF青山からのパスを受けた途中出場のMF清水が、エリア内右からクロス。このボールに石原が合わせて、この日2得点目を決めた。

 リードを2点に広げた広島は、同42分にMFファン・ソッコが2枚目のイエローで退場。互いに10人となったものの、そのまま逃げ切った。

 前節まで勝ち点60だった広島は、同62の首位・横浜が川崎Fに敗れたため、勝ち点63で逆転。07年~09年に3連覇を達成した鹿島以来となる連覇を達成した。森保監督は、岡田武史氏以来2人目となる連覇を達成した日本人監督となった。

 鹿島は、この敗戦で勝ち点59のまま。浦和に勝利したC大阪に勝ち点で並ばれたうえに、得失点差で上回れ4位転落。ACL出場権を獲得することが出来なかった。

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2013年12月7日のニュース