ザックジャパンを待ち受ける「魔境」…A2なら“地獄枠”

[ 2013年12月6日 05:30 ]

運命のW杯抽選会に乗り込んだザッケローニ監督

 14年W杯ブラジル大会でザックジャパンを「魔境」の恐怖が待ち受ける。6日午後1時(日本時間7日午前1時)から行われる1次リーグ組分け抽選を控え、高温多湿なアマゾン地域のマナウスやクイアバなど一部会場の過酷な環境が判明。予想される悪条件、好条件の抽選結果を探った。

 ザックジャパンの運命が決まる抽選。敵は対戦国だけではない。世界で5番目に面積が大きいブラジルは試合会場によって環境が激変。従来以上にくじ運がものを言う。

 32カ国がA~H組に分かれる抽選では各組「1」の枠にシード国が入り、残る24カ国は抽選で「2」「3」「4」に振り分けられる。全ての枠は既に対戦相手を含めた試合会場や時間が決まっており、最も過酷とみられているのがA2だ。

 地獄枠A2 開幕戦を地元ブラジルと戦い、第2戦はアマゾン地帯で熱帯雨林気候のマナウスが舞台。平均83%の湿度は最高で90%近く、ジャングル特有のスコールがある。10万人当たりの殺人発生件数は日本の約62倍、同強盗事件は約492倍と治安面も不安。第3戦も海岸部で猛暑のレシフェが舞台で、1次リーグ3試合の移動距離は5532キロ。選手は大きな負担を強いられる。

 過酷枠G4 ここもナタルやマナウスなど高温多湿な3都市での戦いを強いられ、移動距離5609キロはA2を超える。

 過酷枠D4 全試合がマナウスなど高湿地で行われ、2試合が高温が予想される午後1時開始。国際プロサッカー選手協会が時間変更を求めたほどだが、FIFAのブラッター会長が見直しを否定。パフォーマンスへの影響が懸念されている。

 他にもA4などでは苦戦が予想されるが、逆に好条件がそろった枠も決して少なくはない。

 天国枠H3 6月の平均最高気温が25度のリオデジャネイロなどを舞台に全3試合が夕方以降。移動も2400キロ。

 天国枠B2 日本が前線基地を置く予定のサンパウロ州イトゥー近郊で試合が続き、平均最高気温22度のサンパウロを軸に気候も良好。

 クリチバなど南部3都市が舞台で移動が1788キロにとどまるF3なども好条件。ブラジル入りした日本サッカー協会の原技術委員長は「運を天に任す」と話し、抽選結果に身を委ねるしかない状況だが、その落差はあまりに激しい。目が離せない抽選会となる。

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