×

川崎F、風間監督を父に持つ“風間兄弟”が退団 矢島も契約満了

[ 2013年12月5日 17:06 ]

 J1川崎Fは5日、風間八宏監督(52)の長男・風間宏希(22)、次男・風間宏矢(20)の両MFと契約満了に伴い、来季の契約を更新しないと発表した。

 風間兄弟は、2012年4月に川崎F監督に就任した父の後を追うようにして、同年7月にそろって川崎F入り。Jリーグ発足20年目にして初となる同一チームで同時期に父が監督で息子が選手という“父子鷹”で注目された。

 同年7月28日の大宮戦(等々力)ではともにいきなり先発でJデビュー。宏希は16試合0得点、宏矢は10試合0得点でプロ元年を終え、今季は7日の最終節・横浜戦(等々力)を残した現時点で、宏希が1試合0得点、宏矢は3試合0得点だった。

 また、クラブは矢島卓郎(29)、棗(なつめ)佑喜(25)の両FWとも契約満了に伴い来季の契約を更新しないこと、FWアラン・ピニェイロ(21)、DFロブソン(19)両選手との期限付き移籍期間満了も発表した。

 矢島は早稲田大から2006年にJ1清水入りし、09年に川崎Fへ移籍。日本人離れした身体能力を武器に清水でも川崎Fでもエース番号の9番を背負い、エースに期待されたが、度重なる故障に泣かされた。今季はここまで17試合3得点で、J1通算162試合38得点。駒沢大から2011年に加入した棗は期限付き移籍したJ2栃木から今季復帰したが、今季の出場は1試合0得点、出場時間わずか1分に終わった。ともに今夏加入したピニェイロは10試合0得点、ロブソンは出場機会がなかった。

 ◆風間 宏希(かざま・こうき)1991年(平3)6月19日、広島県安芸郡府中町生まれの22歳。5歳の時にドイツ・レムシャイドのSSファーグルンドでサッカーを始める。97年に帰国し清水一中―清水商。卒業した10年にポルトガル3部ロウレターノに入団。11年からドイツ4部コブレンツ。U―13からU―19まで各年代別代表に選出。1メートル77、70キロ。利き足は右。

 ◆風間 宏矢(かざま・こうや)1993年(平5)4月16日、広島県安芸郡府中町生まれの20歳。97年に清水市(現静岡市清水区)へ転居。3歳からサッカーを始め清水一中―清水商。3年時に全国選手権出場。12年に卒業し、ドイツ3部オスナブリュックに入団。U―17日本代表、U―18日本代表候補。1メートル78、67キロ。利き足は右。

続きを表示

2013年12月5日のニュース