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夢を持て!クルピ監督 紅白戦で若手に厳しい“贈る言葉”

[ 2013年12月5日 05:30 ]

 去りゆく指揮官が熱いメッセージだ。今季限りで退任するC大阪のレヴィー・クルピ監督は4日、浦和戦(7日、埼玉)に向け紅白戦を実施した。シュートミスや緩慢な守備には激しい口調でしった。「まだ集中力が足りない。1人1人が大きな夢を持っているのか、勝者になりたいという夢を持っているのか、それが集中力につながる。まだ何人かの選手は夢を持っていない」と持論を展開した。

 延べ7年に及ぶ日本での監督生活を終えようとする名将にとって、最大の心残りは若手のメンタル面だ。ホーム最終戦の鹿島戦(11月30日)に敗れたように大一番でのもろさは相変わらず。自身の思いを伝えるため最後までゲキを飛ばす覚悟の指揮官は「最後にいいことを言ってみました」と笑いで締めくくった。厳しさとちゃめっ気が同居するクルピ節が聞けるのもあと数日。気分よく帰国できるかどうかは、完全アウェーの埼玉でのパフォーマンスに懸かっている。

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2013年12月5日のニュース