×

本田 CSKAで残り2戦、不発ドローも存在感光る!

[ 2013年12月3日 05:30 ]

ロストフ戦で攻め込むCSKAモスクワの本田

 CSKAモスクワの日本代表MF本田圭佑(27)は2日、アウェーのロストフ戦にトップ下で先発してフル出場した。11月27日の欧州チャンピオンズリーグのバイエルン・ミュンヘン戦に続く公式戦2試合連続ゴールはならなかったが、あと少しでゴールというFKを放つなど、ACミランへの移籍までのカウントダウンが始まっている中で存在感を示した。チームは0―0で引き分け、連勝は4でストップした。

 低調だったチームの中でも輝きを見せた。本田は前半39分、ゴール正面、約30メートルの位置から直接FKを狙った。左足から放たれたボールはゴール右下の枠内を捉えた。惜しくも相手GKのスーパーセーブに阻まれたが“魔法の左足”の正確性をあらためて示した。

 同26分には約25メートルの力強いミドルシュートを放ったものの、GKの正面を突いた。結果的にノーゴールに終わり、7月28日のロコモティフ・モスクワ戦のFK弾以来となるリーグ戦15試合ぶりのゴールはならなかった。だが、日本代表として戦った11月19日のベルギー戦後、「所属クラブに戻ってチームとしても個人としても課題を持って取り組むことだけ」と話した通り、発揮できる最大限の力を振り絞った。

 気持ちを前面に押し出した。前半17分には左サイドでパスを出したが味方には合わず。右手を振って悔しさをあらわにした。後半8分にはドリブルする相手をショルダーチャージで吹っ飛ばしてボールを奪った。ファウルと判定されたが、守備でもチームの中心に君臨し続けた。スコアレスドローで貴重なアウェーでの勝ち点1を得たものの、連勝は4でストップした。本田は既にACミランへの移籍が決定しているため、CSKAモスクワでの試合は6日のクバン・クラスノダール戦と、10日に行われる欧州CLのプルゼニ戦のみとなった。残り2試合。本田は置き土産の得点を狙っていく。

続きを表示

2013年12月3日のニュース