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浦和、まさかの完敗で終戦…“上位キラー”鳥栖4連勝

[ 2013年11月30日 16:12 ]

J1第33節 鳥栖4―1浦和

(ベアスタ)
 首位・横浜と勝ち点4差の浦和はアウェーで13位の鳥栖に1―4で完敗。06年以来となるリーグ優勝の可能性が消滅した。

 横浜が勝った時点で優勝は確定。それでも、逆転優勝に望みをつなぐためには絶対負けられない試合だった。しかし前半14分、先制したのは3連勝中のホーム鳥栖。CKのチャンスを得ると、MF藤田が上げたクロスにFW池田が右足で合わせたシュートはバーに弾かれるも、ゴール前に詰めていたMF早坂が頭で押し込んだ。

 早々にビハインドを背負った浦和は、24分、35分にMF柏木が決定的なシュートを放つも得点には至らず。1本目はバーに弾かれ、2本目はGK林の好セーブで防がれた。

 すると同37分、鳥栖がカウンターから追加点。MF金民友のパスを受けたFW豊田が、エリア内でシュートを流し込んで2点目。エースの今季18得点目でリードを広げて前半を折り返した。

 後半に入ると、追いつきたい浦和に対し、鳥栖は持ち味の堅守速攻で対応。

 同10分には、またも鳥栖に決定機。豊田のチャンスメークから池田が連続でシュートを放つ。それでもGK山岸が2度の好セーブで失点を阻止した。

 得点が欲しい浦和は、同18分、MF梅崎に代えてMF関口を投入。それでも、5バックに変更し守備を固めた鳥栖を崩すことができない。22分には、FW原口のクロスにFW興梠が頭で合わせるもバーを叩く。39分にはCKからDF森脇がヘディングシュートを放つも、GKの正面を突き得点ならず。

 すると44分、カウンターからPKを献上。これを豊田が冷静に決めて今季19得点目。ロスタイムにはDF那須が1点を返すも、終了間際に豊田がハットトリックとなるゴールを決めて4―1とした。

 浦和は、この敗戦で勝ち点58のまま。7年ぶり優勝の可能性が消滅するとともに、広島、鹿島に抜かれACL圏外となる4位に転落した。

 鳥栖は、この勝利でリーグ戦4連勝。浦和、鹿島、C大阪と、優勝を争う上位陣から3勝を上げる活躍を見せた。

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2013年11月30日のニュース