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J 日本スポーツ初!93年から全試合をデジタルアーカイブ化

[ 2013年11月27日 05:30 ]

 Jリーグが日本初となる画期的な映像ビジネスを計画していることが26日、分かった。Jリーグメディアプロモーションは映像事業の大手、株式会社イマジカ・ロボットホールディングスとパートナー契約を締結し、来年2月からサッカー映像のデジタルアーカイブ化に着手。今後、さまざまなニーズに合わせた映像提供を進め、サッカー観戦に新たなスタイルをもたらす。

 Jリーグ新時代の到来だ。かつて一世を風靡(ふうび)したV川崎時代のカズの映像が、今、目の前で見逃してしまった試合の映像が、世界のどこにいても見たい時に見られる時代がやって来る。Jリーグでは93年のJ開幕から約1万試合に及ぶ全映像のデジタルアーカイブ化に着手することを決定。既に日本初の画期的な映像ビジネスの展開が計画されている。

 関係者によれば「例えば各クラブがシーズンチケット購入者には特典として、ハイライト映像をプレゼントすることも可能」と言う。パスワードなどを打ち込めば手元のウェブ上で映像が見られる。またデジタル教科書という新たな形態として学校授業への登場も可能という。データ分析も詳細に盛り込まれる予定で、各クラブのスカウティングにも欠かせないものになるはず。その利用法、価値は無限大だ。

 過去の試合映像をデジタルアーカイブ化することは日本スポーツ界初の試み。映像事業の大手、イマジカ・ロボットグループの設備、ノウハウを駆使しながら「Jリーグ映像アーカイブセンター」を共同運営する予定だ。アナログ時代とは異なり高画質、高品質なまま映像を後世に残し、社会共有の財産としてその価値をサポーターに還元していく考えだ。

 同プロジェクトでは日本サッカー協会、関係各所と協議しながら注目度の高い日本代表の試合もデジタルアーカイブ化を進めていく方針。パソコンやスマホさえあれば自分のニーズに合わせ瞬時に手元で再生し、見ることができる。観戦スタイルはもちろん、サッカー映像に関わる全てのビジネススタイルが新たな時代に突入する。

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2013年11月27日のニュース