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セレッソ新監督にポポヴィッチ氏浮上!近日中にも正式オファーへ

[ 2013年11月22日 05:30 ]

今季限りでFC東京を退団するポポヴィッチ監督

 C大阪が来季の新監督として、現在はFC東京で指揮を執るランコ・ポポヴィッチ監督(46)を最有力候補に挙げていることが21日、分かった。関係者によると、今季限りでFC東京の指揮官を退任することが発表されている同監督に、近日中にも正式オファーを出す予定になっているという。要請後の交渉がスムーズに進めば、攻撃サッカーを標ぼうするセルビア出身監督が若い才能が集まるセレッソを率いることになる。

 C大阪の監督人事が新たな展開を見せた。レヴィー・クルピ監督の今季限りでの退任が決定している中で、複数の候補をリストアップ。最有力候補に急浮上したのが、現在はFC東京で指揮を執るポポヴィッチ監督だ。関係者によれば、すでに今季限りでFC東京の指揮官を退任することが発表されている同監督に対して近日中にも正式オファーを提示する予定になっているという。

 10月末には、クラブOBで元日本代表の名波浩氏に一本化し正式要請。条件面で折り合わずに破談となったものの、来季から新たに強化部長に就任する勝矢寿延氏(現スカウト統括責任者)のもと、再び水面下で後任監督の選定に着手してきた。そしてこの日までに最上位となったのが、攻撃サッカーを標ぼうするポポヴィッチ監督だ。

 選手時代に元日本代表監督のイビチャ・オシム氏のもとでプレーしたセルビア出身の同監督は、02年に地元で監督としてのキャリアをスタート。06年には広島のコーチに就任し、その後は大分、町田、FC東京と日本のクラブの監督を歴任してきた。日本国内でタイトルを獲得していないとはいえ、パスを主体とした攻撃的なスタイルは注目を集めてきた。

 C大阪関係者が「フレッシュな状態に戻すということ」と語るように、コーチ陣も一新して迎える2014年シーズン。その上で、レヴィー・クルピ監督が作り上げてきた攻撃サッカーを発展させていく監督として、ポポヴィッチ氏は最適な人材といえる。今後の交渉がスムーズに進めば、日本代表の柿谷や山口ら有望な若手がそろうクラブの先頭に46歳の外国人監督が立つことになる。

 ▼ランコ・ポポヴィッチ 1967年6月26日、セルビア出身の46歳。プロ選手としてのキャリアを終えたあと02年にアルンフェンスの監督に就任。06年から07年10月まで広島コーチ、09年7月から大分の監督に就任。JFL町田を経て、12年にFC東京監督に就任。J1通算34勝17分け30敗(11月22日現在)。1メートル83、81キロ。

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2013年11月22日のニュース