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W杯出場なし…川島 ベルギー完封で“背番1の呪い”払拭だ!

[ 2013年11月19日 05:30 ]

ベルギー戦へ向け練習する日本代表GK川島(左)

国際親善試合 日本―ベルギー

(11月19日 ブリュッセル)
 日本代表GK川島が定位置奪回に挑む。16日のオランダ戦では控えに回ったが、ベルギー戦は先発復帰が有力。「チームのために120%やるのは変わらない。個の力が強い攻撃陣がいる。要所でしっかり仕事をしたい」とチェルシーのFWアザールら有力選手を擁し、抜群の破壊力を誇るベルギー攻撃陣ストップを誓った。

 “魔の背番号1”のジンクスを打破する。日本が出場した過去4回のW杯本大会で背番号1のGKが試合に出場したことはない。98年フランス大会は20番の川口。02年日韓は12番の楢崎。06年ドイツ大会は23番の川口がゴールマウスを守った。10年南アフリカ大会では直前に行われたイングランドとの親善試合で背番号21だった川島自身が楢崎からレギュラーを奪った。そのまま本大会も4試合全てにフル出場し、自国開催以外では初めてとなる16強進出に貢献した。守護神の座は下克上の歴史に彩られている。

 ただ、川島にとっても人ごとではない。16日のオランダ戦では大方の予想に反して背番号12の西川が先発。DFのミスなどもあり2失点を喫したが、自陣からでもパスをつなぐポゼッションサッカーの“起点”となり、評価は高まった。川島にとっても3年間守り抜いてきた正GKの定位置は安泰と言えず、目に見えた結果が必要な状況だ。

 特別な思いもある。10年からベルギーに渡って今季で4季目。「このキャンプ自体が自分にとって特別だった。締めくくりという意味でもいい試合にしたい」。今年最後の試合は“第2の故郷”とも言える場所での大一番。背番号1をまとってブラジルのピッチに立つためにもザッケローニ監督にアピールする。

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2013年11月19日のニュース