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磐田 J1残留の願い届かず 初降格に落胆「受け入れたくない」

[ 2013年11月10日 20:26 ]

 サッカー日本代表に数々の名選手を送り込んだJリーグの名門・磐田の初のJ2降格が10日、決まった。地元・浜松市のJR浜松駅前広場で開かれたパブリックビューイングには約700人が詰めかけて声援を送ったが、残留の願いは届かなかった。

 試合は悲鳴とため息の連続だった。ユニホーム姿で手を組んで祈り続ける人や、感極まって涙を流す人の姿もあった。降格を告げるように終了の笛が鳴ると、会場は静まりかえった。

 浜松市の会社員、市川克彦さん(45)は「10年くらい応援を続けてきたが、今年は毎試合、歯がゆい気持ちで見ていた。正直、降格は受け入れたくない」とぼうぜんとした様子。会社員の神崎直哉さん(26)も憔悴した表情で「悔しいけれど、これが運命。来年も選手と一緒に戦う気持ちを持ち続け、絶対にJ1に戻ってくる」と力を込めた。

 ホームグラウンドのある静岡県磐田市の渡部修市長は「残念でならないが、昇格という目標に向けた出発点でもある。残る試合、意地を見せ続け、最後まで戦い抜いてほしい」とのコメントを出した。

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2013年11月10日のニュース