×

関塚監督“降格崖っぷち”残り4戦全勝へ平常心

[ 2013年11月9日 06:00 ]

残り4戦全勝を期す磐田の関塚監督

 肉を切らせて骨を断つ。10日にアウェー鳥栖戦を控えた磐田は8日、大久保グラウンドで完全非公開の練習を行った。

 奇跡とも言えるJ1残留を勝ち取るには残り4戦全勝が絶対条件。関塚隆監督(53)は「ゲームの空気や勘というか、“ここ”と言うときに誰かが前に出て行って、周りがカバーしないといけない。どれだけ勇気を出せるかが大事な要素になる」とゴールを奪うためにリスクを背負う覚悟を示した。

 引き分けすら許されない厳しい現実は、十分承知の上。点が入らなければ勝ちはない。「(先月27日の)清水戦でもゴール前で焦りがあった。精度は上げていかないといけないなと感じた部分」。指揮官は、攻撃の組み立てに工夫を欠いた3日の練習試合・名古屋戦も踏まえて、今週は多くの時間をゴール前で変化を加えるための練習に費やしてきたという。

 これまでにも増して重圧のかかる一戦を前にしても関塚監督が感情の起伏を見せることはない。「あとは自信を持って選手がピッチに向かえるようにしてあげたい」。平常心を貫く先に希望をつなぐ勝利が見える。

続きを表示

2013年11月9日のニュース