決勝Ｔ１回戦敗退のＵ―１７代表、１５年Ｕ―２０Ｗ杯で借り返す

スウェーデンに敗れ、肩を落とすＧＫ白岡（中央）ら日本イレブン

Ｕ―１７Ｗ杯決勝トーナメント１回戦 日本１―２スウェーデン

（10月28日 シャルジャ）
　２８日にＵＡＥ・シャルジャで行われたＵ―１７Ｗ杯決勝トーナメント１回戦でスウェーデンに１―２で敗れたＵ―１７日本代表が、１５年Ｕ―２０Ｗ杯ニュージーランド大会でのリベンジを期した。

　日本は０９年エジプト、１１年コロンビア、１３年トルコと３大会連続でＵ―２０Ｗ杯出場を逃しており、ユース世代の育成は最重要課題。２失点に絡んだＧＫ白岡は「自分がしっかりしていれば勝てた。それを人一倍意識して、これから練習していきたい」と誓った。

　スウェーデン戦は中央を固める相手に苦しんだ。日本サッカー協会の原強化担当技術委員長は「日本はやり直しが多すぎる」と攻撃に手数をかけすぎた点を指摘。吉武監督は「スウェーデンは日常が世界の地域、日本は日常がアジアの地域。そこをどうにかしたい」とレベルアップに必要な環境づくりを望んだ。１次リーグ最終戦のチュニジア戦で得点したＤＦ坂井をはじめ６選手は、９７年生まれの２０年東京五輪世代でもある。ＵＡＥでの無念が、きっと今後の成長への糧になる。