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サイドネットすり抜け“誤審ゴール” 再試合要求を裁判所が棄却

[ 2013年10月29日 13:03 ]

スポーツ裁判所に出廷したホッフェンハイム対レバークーゼン担当のブリヒ主審

 ドイツ・サッカー連盟のスポーツ裁判所は28日、18日に行われたブンデスリーガ第9節ホッフェンハイム対レバークーゼンの再試合を行わないことを決めた。同試合ではレバークーゼンのFWキースリンクのゴール枠を外れたヘディングシュートが得点と認められて、レバークーゼンが2―1で勝利。ホッフェンハイムが再試合を要求していた。

 問題となった得点シーンは後半25分、左CKからニアでFWキースリンクがヘディングシュート。ボールはサイドネット外から穴をすり抜けてゴール内に転がったが、ブリヒ主審が得点と認めて、レバークーゼンが2―0とリードを広げた。試合は後半終盤の反撃1点に抑えたレバークーゼンが逃げ切っている。

 判定に納得のいかないホッフェンハイムが再試合を要求したが、ドイツ・スポーツ裁判所は「主審は明確な意思決定を行った。ホッフェンハイム側の申し立ての根拠は認められない」と、申し立てを棄却。

 また、主審の“誤審”を認めつつ「スポーツ的な観点から納得のいかない判決に思われるかもしれないが、規則および法律に則っている」と、その意思決定に異論はなかったと説明した。

 ホッフェンハイムはこの判決に対し、1週間以内であれば異議申し立てを行う権利を持つ。

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2013年10月29日のニュース