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C大阪痛恨黒星V絶望的 8・3以来11試合ぶり敗戦

[ 2013年10月28日 06:00 ]

<鳥栖・C大阪>鳥栖に敗れ肩を落とすC大阪イレブン

J1第30節 C大阪0―2鳥栖

(10月27日 ベアスタ)
 リーグ初制覇を最大目標に掲げてきたC大阪が、敵地で優勝戦線から脱落した。0-0で迎えた後半35分、鳥栖の右クロスをGK金鎮鉉がパンチングではじくと、これが相手MF藤田のもとへ。左足ダイレクトのシュートで均衡を破られ、終了間際にはFKから追加点を奪われ0-2。8月3日の甲府戦以来となる11試合ぶりの黒星を喫し、エースの日本代表FW柿谷は肩を落とした。

 「残念。前半で(勝負を)決めたかったけど、少しイライラしていたところもあった。そこは未熟だったと思う」

 唯一のナイター開催とあって、上位陣すべてが勝っていることを知った上で試合が始まった。先制点を奪おうとキックオフ直後からボールを支配し、前半4分にMF山口、同22分にはFW杉本が決定機を迎える。だが、決めきれない展開が焦りにつながってしまったのか…。今季限りで退任するレヴィー・クルピ監督は素直に完敗を認めた。

 「セレッソの方がチャンスは多かったが、ゴールを決めるところで高い集中力を見せたのは鳥栖だった。そういう意味では鳥栖は勝利に値する内容だった。セレッソは若いチームで、メンタル的にプレッシャーをストレートに感じてしまうところがある」

 シュート数は17対10と上回りながら、終わってみれば0-2。勝利だけが求められた一戦で、先発平均年齢24・55歳のチームが若さを露呈してしまう形となった。5位に後退し、残り4試合で首位横浜とは勝ち点9差。絶望的といえる状況に追い込まれたが「俺らは勝っていくだけ」と柿谷は前を向く。厳しい現実と向き合いながら、それでもあきらめず戦っていくしかない。

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2013年10月28日のニュース