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ザック監督 迷走3―4―3も問題解決に意欲

[ 2013年10月17日 06:00 ]

ミンスク空港に到着したザッケローニ監督

国際親善試合 日本0-1ベラルーシ

(10月15日 ジョジナ)
 苦闘するザッケローニ監督だが、悩んでいる暇はない。11月にW杯出場を決めたオランダ、ベルギーと対戦する欧州遠征を控え「ホームとアウェーの差をどうすれば解消できるか。先頭に立ってやっていく」と訴えた。

 問題解決に意欲は示している。しかし、硬直した采配は「迷路」に迷い込んでいるようにもみえる。選手を多くテストしたいと話していたベラルーシ戦もふたを開ければセルビア戦と全く同じ先発だった。後半6分には柿谷に代えて森重を投入。本田を1トップに置く苦肉の策とともにこだわりの3―4―3に移行したが、効果はなかった。

 指揮官は「前にボールを運べていなかったので長友、内田の位置を高くした。3―4―3になり、チームは良いリズムで攻撃できたと思う」と話した。だがこの感想はピッチ内と温度差がある。遠藤は「トライするのはいいけどきょうに限っては3―4―3はうまくいかなかった」。終盤、ハーフナーを投入して再び4―2―3―1へ。だが高さを生かすでもなく、状況は変わらなかった。

 W杯開幕までの時間が限られる中、それでも現状打開に挑むしかない。

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2013年10月17日のニュース