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浦和 16歳・邦本クラブ最年少出場&ゴールも3冠夢散

[ 2013年10月17日 06:00 ]

天皇杯3回戦 浦和2―3山形

(10月16日 駒場)
  各地で3回戦の残り4試合が行われ、J1などとの3冠を狙った浦和がJ2山形に2―3で敗れる波乱があった。16歳8日のFW邦本宣裕がクラブ公式戦の最年少出場&得点を記録したが、主力温存で力尽きた。2連覇を狙う柏と横浜、川崎FのJ1勢と山形が4回戦進出を決め、ベスト16が出そろった。11月16日の4回戦の組み合わせ抽選は20日に実施される。
【日程&結果】

 格下の山形に敗れる痛恨の敗戦にあって、20年東京五輪の新星が浦和に現れた。ユースチーム所属の高校1年生・邦本がトップチーム初出場初得点の離れ業。16歳8日での公式戦デビューは05年のFWエスクデロ(FCソウル)の16歳8カ月20日を更新するクラブ最年少出場で、得点記録でもエスクデロの17歳6カ月28日を大幅に更新した。

 19日にリーグ4位の鹿島との重要な一戦を控えて主力を温存。ベンチ入りを果たした邦本は1―2の後半20分から前線の2列目で出場した。「緊張した」と初々しく振り返ったが、同31分には前線でボールを奪って利き足の左でゴール右隅への豪快弾。負けたとあって「思い通りに得点。でもチームが負けたので…」と笑顔はなく、負けず嫌いの一面をのぞかせた。

 97年1月1日生まれ以降が対象となる東京五輪世代では最速でJ1クラブ初得点。今後は再びユースで練習に励むことになるが「まず選ばれることが第一。そして活躍したい」とすでに五輪出場も視野に入っている。敗戦の中でも新たなスター候補生の誕生は明るい材料となった。

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2013年10月17日のニュース