×

ブレーメン 柿谷に2度目オファー提示へ!今冬にも移籍実現か?

[ 2013年10月14日 06:00 ]

ベラルーシ戦に向けた練習で笑顔を見せる柿谷

 ドイツの名門ブレーメンが日本代表FW柿谷曜一朗(23=C大阪)の完全移籍での獲得に向けて動いていることが13日、分かった。リーグ優勝4回のブレーメンは現在9位につけ、上位進出の切り札として日本の若き天才に白羽の矢を立てた。今夏に獲得オファーを出したが、冬の移籍市場で再び正式オファーする準備を進行中だ。日本代表は同日、敵地でのベラルーシ戦(15日)に向け、現地入り後の初練習を行った。

 今、日本代表で最もホットな男が、ドイツに渡る可能性が出てきた。王者バイエルンMに次ぐ人気を誇る名門ブレーメンが、今冬の移籍市場で柿谷獲得の正式オファーを準備していることが判明。1トップで先発した11日のセルビア戦(0―2)こそ不発に終わったが、15日の敵地ベラルーシ戦でも再び脚光を浴びることになった。

 ブレーメンはドイツを代表する名門。81~86年に奥寺康彦氏(61=現J2横浜FC会長)が在籍しており、日本でも知名度が高い。リーグ優勝4度と輝かしい実績も持つ。柿谷には、今夏も移籍金1億5000万円の条件を用意し、獲得をオファー。交渉はまとまらなかったが、その後、柿谷の評価はさらに上昇しているという。

 欧州では次にブレークする日本人の1番手として柿谷の名前が挙がっている。もっとも本人は「興味ない。日本が勝つためにやるだけです」と現在はピッチに集中。エース背番号8を背負っているC大阪にも特別な愛着がある。その一方で恩師でもあるクルピ監督が今季限りの退任が決定。関係者によれば強化体制も一新される見込みで今冬、一気に欧州移籍が実現する可能性はある。

 この日の練習中にはザッケローニ監督に呼ばれた。最初は清武と2人で、その後はマンツーマンで計15分間も話し合うなど入念な指導を受けた。柿谷は「試合のことです。話すだけでなく試合で使ってもらったらプレーで示したい」と闘志を燃やす。7月の東アジア杯(韓国)以降は無得点の天才にとって敵地ベラルーシ戦は重要な一戦。柿谷が、欧州で真価を示してみせる。

続きを表示

2013年10月14日のニュース