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ヤングなでしこに「あまちゃん」発見!浦和FW吉良知夏

[ 2013年10月2日 06:00 ]

練習で笑顔を見せる吉良

 東アジア競技大会(6日開幕、中国)に参戦するU―23女子日本代表の国内合宿が1日、千葉県内で始まった。海女経験のあるFW吉良知夏(22=浦和)が、日本中をブームに巻き込んだNHKの連続テレビ小説「あまちゃん」のごとく、若きなでしこをけん引する。

 7対7のミニゲームで豪快なボレーシュートを披露した吉良は「優勝を目指したい。FWなので点を取ることにこだわりたい」と意気込んだ。幼少期は海に親しんだ。大分県臼杵市出身。2人の祖母は海女を生業にする。幼少期は祖母の家に行くたびに海に潜った。「ウニや貝類を採っていました。海女になろうと思ったこともあります。でももう少し先でもいいかな」。将来、海女になることも考えながら今はサッカーに集中する。

 A代表の岩渕真奈(20=ホッフェンハイム)の活躍に刺激を受ける。08年U―17W杯では2トップを組んだ仲。「頑張っている姿を見ると刺激になりますね」。自身は日の丸を背負っての大会出場は遠ざかっている。潜っていた期間は長いが、将来A代表で再びコンビを組むために。なでしこのあまちゃんが、まずは東アジアで強烈なインパクトを残す。

 ◆吉良 知夏(きら・ちなつ)1991年(平3)7月5日、大分県臼杵市生まれの22歳。小1でサッカーを始め小3から南大分FC。04年、神村学園中等部から07年に高等部。10年に浦和に入団。11年なでしこリーグ新人賞。08年U―17W杯出場(3試合4得点)。1メートル61、55キロ、利き足は右。

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2013年10月2日のニュース