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INAC 48戦ぶり負けた…岡山湯郷に宮間の2発で撃沈

[ 2013年9月30日 06:00 ]

岡山湯郷に敗れ連続無敗が48で止まり、肩を落とすINAC神戸イレブン

 INAC神戸が岡山湯郷に敗れ、3年ぶりのリーグ戦黒星を喫した。前半35分にFWゴーベル・ヤネズ(25)のゴールで一度は追いついたが、後半17分、MF宮間あや(28)にPKを決められて1―2で敗戦。10年10月から続くリーグ戦無敗記録は48、昨年から続く連勝記録は22で止まった。2位日テレは1―1で浦和に引き分けた。

 無敗記録が止まったことを告げる無情のホイッスルが鳴った。3年ぶりに常勝軍団が味わうリーグ戦の黒星。たまらず涙ぐむ選手もいる中、悔しさを押し殺したFW川澄やMF澤の目に会心の勝利を喜ぶライバルの顔が映った。

 今季5度目の対戦となる岡山湯郷戦。「ゴール前まで迫れてはいたが、崩しきれなかった」と石原監督が振り返ったように、シュート数は岡山湯郷の倍以上の11本も放ちながら決まったのは1本。代わりにMF宮間の芸術的なゴールで先制され、一時は追いつきながらPKを与え、再び宮間に決められた。

 連続無敗記録が48試合で止まると同時に昨年から続く連勝記録も22試合でストップ。日テレの持つ51試合連続無敗や26連勝を視界に捉え澤は「内容と結果を伴って勝ち続けたい」と高みを見据えていたが、泡と消えた。

 “無敗の女王”の看板は下ろしたが、今季の目標は4冠で、2冠目となるリーグ優勝はほぼ確実。昨季もリーグ杯決勝で日テレに敗れてからギアを入れ替え、リーグ戦を勝ち続け皇后杯も制した。「1敗したが、残りの試合も勝利を積み重ねまた全勝を目指す」と指揮官は気持ちを切り替え、川澄は「チーム一丸となって頑張る」と前を向いた。敗戦を糧に強い女王を取り戻す。

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2013年9月30日のニュース