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白熱の首都決戦“マドリードダービー”ベイルの本拠デビューは?

[ 2013年9月28日 03:07 ]

アトレティコとのマドリードダービーへ調整するレアル・マドリードのMFベイル

 リーガエスパニョーラ第7節は28日、リーグ3位のレアル・マドリードが2位アトレティコ・マドリードとホームで激突する。今節最大の注目カードとなった首都決戦“マドリードダービー”は、リーグ戦においてはレアル・マドリードが8連勝中。過去10年でも16勝4分0敗と圧倒的な戦績を残している。

 この大一番に臨むレアル・マドリードは26日、負傷離脱していたウェールズ代表MFベイルとブラジル代表DFマルセロが揃ってチーム練習に復帰。他のチームメイトと同じメニューを消化し順調な回復ぶりをアピール。スペイン紙マルカはこの両者を先発予想からは外したが、今回のダービーへの出場は可能だろうとした。MFベイルはアトレティコ戦に出場すれば、移籍後初の本拠地デビューとなる。

 一方、アトレティコ・マドリードはクラブ最多記録タイの開幕6連勝中と現在絶好調。順位でも勝ち点差2をつけライバルを上回っており、良い状態で大一番に臨む。ただ、前節オサスナ戦で中盤の要であるMFマリオ・スアレスが膝のじん帯を負傷。今節の出場は難しいと見られており、スペイン紙マルカは代役として元ポルトガル代表MFティアゴが起用されると予想した。

 リーグ戦では屈辱的な数字が並ぶアトレティコ・マドリードだが、昨シーズンのスペイン国王杯決勝では今回のダービーの舞台と同じサンチャゴ・ベルナベウで14年ぶりに勝利。鉄壁のチーム守備陣を支えるベルギー代表GKクルトワは「レアルの倒し方は分かっている。引き分けなどを狙って戦うことは決してない。新たな決勝に臨むつもりで勝ち点3を奪いにいく」と前回の勝利で苦手意識を一気に払拭出来たとレアル・マドリード戦の“連勝”に自信を示した。

 クラブ新記録の開幕7連勝を狙うアトレティコ・マドリードは攻撃陣にも注目。今夏にコロンビア代表FWファルカオをモナコへ放出してしまい弱体化が懸念されたFW陣だったが、昨季10得点のFWジエゴ・コスタが新加入のスペイン代表FWビジャとともにチームをけん引。ここまで6試合消化し、FWメッシ(バルセロナ)と並び得点ランクトップの7得点を記録。アシスト役のスペイン代表MFコケとの相性も良く、シメオネ監督はジエゴ・コスタに対し「コケとのコンビネーションは素晴らしい。彼ら2人は互いに理解し合っている。この状況がずっと続いてくれることを願っているよ」と称賛。今度はリーグ戦14年ぶりとなる悲願のダービー勝利にむけ、2人の息の合ったプレーに期待がかかる。

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2013年9月28日のニュース