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10戦10発!!宇佐美 大勝導く先制&ダメ押し弾

[ 2013年9月16日 06:00 ]

<G大阪・水戸>前半20分、宇佐美は先制ゴールを決め、ガッツポーズして喜ぶ

 J2第33節は各地で9試合が行われ、首位のG大阪は宇佐美貴史(21)の2ゴールなどで水戸に5―0と圧勝し、勝ち点を70に伸ばした。宇佐美は加入後の公式戦は10試合に出場して10得点となった。2位の神戸は上位対決で長崎を2―0と下し、同68とした。徳島―山形は台風の影響で中止となった。

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 降りしきる雨の中、宇佐美が鮮やかな先制点を挙げた。前半20分、司令塔・遠藤の左CKを頭で合わせてゴール。リーグ戦2試合勝ちなしだったチームを勢いづけると、後半34分には、今季9試合出場で9点目となるダメ押し弾を決め、首位をガッチリとキープする圧勝劇に導いた。

 1―2で敗れた前節1日の長崎戦ではゴールを奪えず、守備でも効果的な働きができなかった。映像で振り返り「まったく話にならなかった。自分で見てても引くくらいだった」と自らのふがいなさを責めた。長谷川監督から守備面でのポジショニングなど課題を指摘され、気合十分で臨んだ翌週8日の天皇杯・FC今治戦。1ゴール2アシストの攻撃だけでなく、前線からの守備でも貢献して、敗戦ショックを払拭した。「これを続けていかないと意味がない。チームのためにしっかりやりたい」。そう意気込んでいた通り、攻守にわたり90分間、奮闘した。

 先制点を含む2アシストの遠藤は、日本代表として出場した10日のガーナ戦で右ふくらはぎを痛めた中での出場。水戸には一昨年の天皇杯で敗れていることもあって「簡単な試合にはならないと思う」と警戒していたが、決して万全とはいえないコンディションでも存在感を見せつけた。

 5得点の攻撃陣に加えて守備陣も最後まで集中を切らさず、4試合ぶりの完封勝利。勝ち点も70に伸ばした。長谷川監督は、シーズン42試合を7試合ごとに区切り、5勝2敗ペースの勝ち点15、年間90を目標に掲げている。“第5クール”35節までのノルマは75。9月の残り2試合を連勝して目指す数字をクリアし、優勝まで突っ走る。

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2013年9月16日のニュース