×

長谷部 新天地デビュー戦フル出場も…最下位相手に辛くもドロー

[ 2013年9月16日 04:09 ]

 ブンデスリーガ第5節は各地で2試合が行われ、日本代表MF長谷部とMF清武が所属するニュルンベルクはアウェーでブラウンシュバイクと対戦し、1―1で引き分けた。MF長谷部は右ボランチとしてフル出場を果たしたが、新天地デビュー戦を勝利で飾ることが出来なかった。MF清武はトップ下で先発、後半45分まで途中交代した。

 今季初勝利を狙うニュルンベルクのビージンガー監督は、12日に入団会見を行ったばかりのMF長谷部をスタメンに抜擢。ここまで4試合を消化し勝ち点2の16位と低迷するチームの起爆剤として期待を寄せた。

 試合は序盤、ブラウンシュバイクにペースを掴まれるが、ニュルンベルクの守護神シェーファーが2度の決定機を防ぐと前半14分、DFニルソンの縦パスを受けたMF清武が相手DFかわし強烈なシュート。しかし、このボールは左へ大きく外れてしまいゴールならず。

 このシュートをきっかけに試合の流れが徐々にニュルンベルクへと傾くと同28分、右サイドを駆け上がったDFチャンドラーがMF清武からのパスを受けるとエリア中央へクロス。これに合わせようと飛び込んだFWギンツェクは相手DF接触しつぶれるが、ファーサイドへ走り込んだMFフロウシェクが見事にゴールへと流し込み先制点。ニュルンベルクの1点リードで後半へと折り返した。

 追加点を奪いたいニュルンベルクは、後半開始早々にMF清武のパスからFWギンツェクが相手GKと1対1となるが、シュートは惜しくもバーの上。続く同7分にはMF清武の右CKのこぼれ球をDFブラッテンハルトが強烈ミドル。しかし、今度は相手GK好守に阻まれてしまった。

 決定機で決めきれないニュルンベルクはその後防戦一方となると同25分、中盤からの縦パスがFWクンベラからFWベララビにつながり、ペナルティーエリア内右隅でフリーになったMFエラブデラウイが右足を豪快に振り抜き万事休す。

 同点に追いつかれたニュルンベルクに勝ち越し点を奪う力は残されておらず、相手の攻撃をはね返すだけの時間を何とかしのぎ1-1で試合終了。終わってみれば、4節を終え勝ち点0で最下位のブラウンシュバイクから勝ち点1をもぎ取るのが精いっぱいの内容だった。長谷部は新天地デビュー戦としては大きなミスもなく無難にプレーしていたが、チームを変革させるにはまだまだ時間がかかりそうだ。清武は長谷部加入でパフォーマンス向上に注目が集まったが、周囲の期待に応えることは出来なかった。

続きを表示

2013年9月16日のニュース