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なでしこ“エース候補”道上、第二の故郷で「世界一に」

[ 2013年9月9日 06:00 ]

東京五輪での目標を語るINAC神戸のFW道上

2020年「東京」五輪決定

 20年東京五輪では被災地でも競技が行われる。サッカー会場の一つが宮城スタジアム。なでしこジャパンのエース候補と期待されるINAC神戸のFW道上彩花(19)は徳島から仙台の常盤木学園高へ“サッカー留学”しているだけに喜びを隠せない。

 五輪開催中の7月27日には26歳の誕生日を迎えるだけに「将来は五輪の舞台にストライカーとして立ちたいと思っているので、すっごい、いい時ですよね」と声を弾ませた。昨年のU―20W杯で得意のヘディング弾を決めたのも宮城スタジアム。「仙台は第二のふるさと。相性もいいし、お世話になった場所で世界一に貢献できたら最高」と力を込めた。

 五輪で女子サッカーに注目したのは北京五輪から。「ただ単に凄いな」という一ファンの視線が目標に変わったのが高校3年生だった昨年のロンドン五輪だ。高校の先輩である熊谷や鮫島らが銀メダルを獲得し「私も立ちたい」と胸に刻んだ。来年にはU―20W杯を控え「結果を出してリオデジャネイロ五輪も行けるように。経験を積んで2度目の五輪に挑めたら」と青写真を描く。日本が沸いた吉報は大型ストライカーも強烈に刺激した。

 ◆道上 彩花(みちがみ・あやか)1994年(平6)7月27日、和歌山県生まれ、徳島県育ちの19歳。徳島県阿南市の今津小2年でサッカーを始め、宮城・常盤木学園を経て13年INAC神戸入団。12年U―20W杯で1得点。ポジションはFW。1メートル70、65キロ。

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2013年9月9日のニュース