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陽子、美南、京川…東京五輪は逸材ぞろい「ヤングなでしこ」中心

[ 2013年9月8日 13:05 ]

20年東京五輪の中心選手として期待される岩渕真奈

 東京開催が決まった2020年の夏季五輪は今から7年後。サッカー男子は大会時に23歳以下という年齢制限があるため現在の中学生年代が中心となるが、年齢制限のない女子のなでしこジャパンは昨年8月のU―20女子W杯で銅メダルを獲得した「ヤングなでしこ」世代が中心となる。

 この世代は、人材が豊富で、昨年のロンドン五輪に最年少の19歳で選ばれた次世代エースのFW岩渕真奈(20=ホッフェンハイム)は東京五輪を27歳と脂の乗った年齢で迎えることに。他にも、岩渕がロンドン五輪専念のため出場を辞退したU―20女子W杯で6得点をマークして銅メダル獲得の原動力となったMF田中陽子(20=INAC神戸)、今春のアルガルベ杯・ドイツ戦で衝撃の18歳デビュー弾を決めたFW田中美南(19=日テレ)らはすでに国際舞台で結果を残している。

 MF柴田華絵(21=浦和)、MF仲田歩夢(20=INAC神戸)、MF猶本光(19=浦和)、FW京川舞(19=INAC神戸)、FW道上彩花(19=INAC神戸)ら前線に好素材が多く、現在なでしこリーグ2位の名門・日テレで今季開幕戦先発を果たしたDF清水梨紗(17)、MF長谷川唯(16)、MF隅田凜(17)らは高校生ながら着実に経験を積んでいる。なでしこジャパンの守備の要であるDF岩清水梓(26=日テレ)が自らの後継者に指名するDF村松智子(18=日テレ)、DF土光真代(17=日テレ)ら守備陣にも若い芽が育っており、悲願の東京五輪開催は、彼女たちにとっても大きな目標になりそうだ。

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2013年9月8日のニュース