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頭は“仮想ブラジル”長友 先制点アシストも「まだまだ未熟」

[ 2013年9月7日 06:00 ]

<日本・グアテマラ>後半、ボレーシュートを放つ長友(右)

キリンチャレンジ杯 日本3―0グアテマラ

(9月6日 長居)
 長友は試合後、恒例の本田との“緊急会談”を行い、快勝しながらも危機感を募らせた。0―0の後半5分、長谷部からのパスを受け左サイドをえぐり、左足クロスでファーサイドに走り込んだ本田の得点をアシスト。インテル・ミラノで今季開幕から2試合連続ゴールを挙げている好調ぶりを見せつけた。

 しかし「あれ(相手DF)が(ブラジル代表の)ダビド・ルイスだったらどうだっただろう。圭佑とも話したけど、ニアサイドに選手もいて、ファーで勝負できるシーンを増やしたい」と物足りなさを吐露した。目指すのはあくまでも来年のW杯での優勝。頭の中ではコンフェデ杯王者のカナリア軍団と戦っていたが、勝てるだけの内容だったかどうかは不満顔が全てを物語っていた。

 今後についても「危機感は変わらない。満足はできない。まだまだ未熟」と出てくるのは自身を戒める言葉ばかり。自身の夢である世界一のサイドバックになるため、そして日本が世界の頂点に立つために。10日のガーナ戦では頭の中の“仮想ブラジル”との差を少しでも詰めてみせる。

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2013年9月7日のニュース