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インテル長友開幕弾!!リーグ戦1年8カ月ぶり

[ 2013年8月27日 06:00 ]

<インテル・ジェノア>後半、先制ゴールを決めた長友(左)

セリエA第1節 インテル・ミラノ2―0ジェノア

(8月25日)
 インテル・ミラノの日本代表DF長友佑都(26)が25日、リーグ開幕戦のホーム・ジェノア戦でチームの今季1号ゴールを決めた。3―6―1布陣の左MFで先発出場。0―0の後半30分に右サイドからのクロスを頭で合わせた。リーグ戦では11年12月13日のジェノア戦以来、約1年8カ月ぶりの得点で2―0の勝利に貢献。14年W杯ブラジル大会に続く新シーズンを最高の形でスタートさせた。

 味方と交錯しながら、長友が体ごとネットに突っ込んだ。0―0の後半30分、右サイドのジョナタンのクロスが相手DFに当たって山なりとなり、これに反応。パラシオとぶつかりながらファーサイドに走り込み頭で押し込んだ。「よく覚えてないんですけど頭に当たった。ゴールが目の前に見えたので、とりあえず突っ込んでやろうと。信じて何回も走り続けた結果だと思います」。公式戦での得点は昨年9月20日の欧州リーグのルビン・カザン戦以来、約11カ月ぶり。リーグ戦では約1年8カ月ぶりで、それが決勝弾となった。

 インテル・ミラノのリーグ戦第1号ゴール。昨季9位に沈んだチームにとって4月21日のパルマ戦以来、約4カ月ぶりのホームでの勝利に貢献した。試合前には今季から就任したマッツァーリ監督から「右サイドにボールがある時は積極的にゴールを狙おう」と指示されており、狙い通りの一撃。得点後にはアシストを決めたジョナタンら7選手が長友の周りに集合。過去に例のない大規模な“お辞儀パフォーマンス”で祝福を受けた。

 与えられたポジションは左MF。本職の左サイドバックより1列前だが、6月のコンフェデ杯を経験して「攻撃で結果を出さないと夢はかなわない」と実感しており、攻撃の幅を広げるために前向きに取り組んでいる。日本代表としては右太腿の張りを訴えて14日のウルグアイ戦を欠場したが、9月の親善試合2試合(6日グアテマラ戦、10日ガーナ戦)では招集が確実。W杯シーズンに生まれた長友の開幕弾は、大敗続きのザックジャパンにも光明を与えた。

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