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C大阪痛っ 期待の18歳FW南野、全治6週間

[ 2013年8月21日 06:00 ]

17日の清水戦で相手DFと競り合った時に左ひざを負傷した南野

 悲願のリーグ制覇へ大きな試練だ。17日の清水戦(金鳥)で負傷退場したC大阪FW南野拓実(18)が大阪市内の病院で精密検査を受け、「左膝内側側副じん帯単独損傷」と診断されたことが20日、発表された。全治まで約6週間の見込みで、今季ここまで全21試合に出場してきたルーキーが長期離脱を強いられることになった。

 高卒新人ではクラブ史上初となる開幕スタメンを果たし、先発としても11試合に出場。プロ1年目とは思えない活躍を見せてきた。清水戦では相手選手の激しいチャージで左膝を負傷。それ以外にも悪質なファウルが多かっただけに、レヴィー・クルピ監督は「拓実の場面もアフターで(接触に)きた。清水は暴力的だった」と苦言を呈し、今後はJリーグ側に意見書などを提出する考えがあることを明かした。

 代役としては「枝村や楠神がいる。そこは心配していない」と指揮官は2人の名を挙げた。ただ、7月には後半戦の起爆剤と考えていたMF吉野が左膝前十字じん帯断裂の大ケガで今季絶望に。夏場を迎え選手層が薄くなっているのが現状だ。

 エースの日本代表FW柿谷は「代わりはいっぱいいるし、逆に拓実を“早く戻らないと”って焦らすぐらいに頑張りたい」と意気込んだ。チームは現在4位。南野が戻るまで優勝戦線に踏みとどまっているためにも、真価が問われる戦いが続く。

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2013年8月21日のニュース