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新潟 DF舞行龍がJ1初先発も5戦ぶり黒星…

[ 2013年8月18日 06:00 ]

<鹿島・新潟>前半、ボールを追いかける新潟の舞行龍ジェームズ

J1第21節 新潟0-1鹿島

(8月17日 カシマ)
 アルビレックス新潟はアウェーで鹿島に0―1と敗れ、5試合ぶりに黒星を喫した。J2長崎から復帰のDF舞行龍ジェームズ(24)がJ1初先発し、後半16分には新加入のMFホージェル・ガウーショ(27)がJデビュー。しかし、同12分にDF川口尚紀(19)が2枚目の警告で退場となって劣勢に立たされ、43分にFW大迫勇也(23)に決勝点を奪われた。

 最後は警戒していた相手に決められた。後半43分、DF前野貴徳(25)が入れたグラウンダーの左クロスを、中央へ走り込んできた大迫に蹴り込まれた。これで鹿島にはナビスコ杯とリーグ戦で今季3戦全敗。それでも柳下正明監督(53)は「同じチームに三つは負けられないと選手も集中していた」と内容は評価した。

 この日は前節(10日)の甲府戦が出場停止だったMFレオ・シルバ(27)とDF金珍洙(キムジンス=21)が先発復帰。舞行龍ジェームズがJ1初先発し、金根煥(キムクナン=27)とのセンターバック(CB)コンビで大迫をマークした。だが、MF成岡翔(29)のシュートはGK正面を突き、MF田中亜土夢(25)が枠を外すなど攻撃は決定力を欠いた。

 後半12分には右サイドバック(SB)の川口がFWジュニーニョ(35)を倒し、2枚目の警告で退場。10人での戦いを強いられた。柳下監督は川又堅碁(23)の1トップにして右SBに村上佑介(29)を投入。攻撃の切り札としてホージェル・ガウーショを初出場させた。しかし、舞行龍ジェームズが足をつったため同22分にMF藤田征也(26)を右SBに入れ、村上をCBで起用。決勝点の場面でもホージェル・ガウーショが守備に戻れず前野の突破を許したとあり、「もっとコンディションを上げないと」と新戦力2人に苦言を呈した。

 一方、退場の川口について指揮官は意外にも褒めた。守備では相手に狙われ、積極的な攻撃も見られなくなっていた高卒新人を甲府戦後にメンバーの前で叱ったという。「怖さを知ると(プレーに)ブレーキをかけてしまうけど、きょうは甲府戦よりアグレッシブにやってくれた」。成長への期待が込められていた。

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