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乾 バイエルン戦で先発復帰なるか?独紙は左MFでスタメン予想

[ 2013年8月17日 04:00 ]

 ドイツ1部ブンデスリーガ第2節は17日、各地で7試合が行われる。MF乾が所属するフランクフルトは、昨季3冠王者バイエルン・ミュンヘンとホームで激突。ドイツ紙キッカーは開幕戦ベンチスタートだった乾を左MFでスタメン予想。乾は日本代表のウルグアイ戦に招集されなかったことで、移動疲れもなくコンディション調整に終始。動きに精彩を欠いた開幕戦からどれだけ状態を戻しているか注目だ。

 今季フランクフルトは、FWホセルやMFローゼンタールを獲得。選手の入れ替えも最小限に留め、昨シーズンの主力メンバーをほぼキープすることに成功した。しかし、開幕戦では2ボランチを置く昨季までの4―2―3-1から、MFシュベグラーを1ボランチとした4―1―3―2のシステムで臨むと、リズムを崩し2失点。後半からは乾とアイクナーを入れシステムを戻したが、ペースは奪われたまま4失点。昇格組のヘルタ相手に1―6と大敗を喫してしまった。

 昨季6位と快進撃をみせたフランクフルトとしては、王者バイエルン相手でも連敗スタートは避けたいところだ。ホームでのバイエルン戦の対戦成績も18勝14分10敗と勝ち越しており、勝ち点を奪うチャンスはある。だがチームは、ここ9試合の対バイエルン戦で1度(1勝1分7敗)しか勝てておらず、昨シーズンからのリーグ戦26試合連続不敗を継続中のバイエルンの勢いも驚異だ。

 一方、バイエルンはボルシアMG相手の開幕戦に3―1で勝利。グアルディオラ新監督の初陣を見事に飾って見せたが、昨季までの2ボランチから今季は1ボランチに変更したことで守備面での不安が露呈。ボルシアMGに何度もカウンターをくらい決定機を作られていた。それでもドイツ紙キッカーは今節もMFシュバインシュタイガーを1ボランチに置いた4―1―4―1を予想。開幕戦のスタメンそのままでフランクフルト戦へ臨むとした。

 フランクフルトが王者バイエルンから金星を得るとしたら、グアルディオラ新体制となりシステム変更がうまく機能していない今がチャンス。バルセロナのように両サイドバックが超攻撃的に上がる今季のバイエルンは、初戦でカウンターへの脆さを露呈した。乾にとっては相手右SBラームがオーバーラップした裏を、カウンターで上手く狙えるかがゴール奪取のポイントとなる。王者相手に一矢報いる少ないチャンスを確実にものにしたいところだ。

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2013年8月17日のニュース